~視点の向き~
※ これは、2024年9月の秋季霊祭での教話の抜粋です。
ただいまは、皆さまと共々に、秋の霊祭(みたままつり)をお仕えさせていただきました。
ありがとうございます。
先日、先輩の先生のお話しを聞かせていただきました。そのお話の一部に、金光教の「なぞ」として「太陽は東から昇り、西に沈む。これ本当かな」というお話がございました。
皆さまも、ご存じだと思いますが、地球が太陽のまわりを周っているわけで、太陽が動いているわけではないですよね。
ですが、地球からみて、私たちからみて、太陽が昇ったり、沈んだりしているように感じるわけです。
この場合の視点は、私たち、自分の視点での考えです。
話は、変わりまして、この9月15日で、池田教会の教会長として、2年を迎えさせていただきました。
この2年について、なんとかなんとかの連続でしたが、いまこうして、皆さまの前で、お話しの御用をさせていただいております。
ここで、私は、池田の教会長を「させていただいている」、ということです。
決して、「している」 とは、到底思えないのです。受け身といいますか、自分が主語ではないと思っています。
皆さまの、皆さまのところで、仕事や役割があるかと思います。
そこで、どうか、「自分がしている」、「自分がしてやっている」という気持ちではなく、「させてもらっている」という気持ちで、していただきたいと思います。
そして、その仕事や役割について、どうか「自分のために」ではなく、自分ではない「誰か」のために、していただければと思います。
本日は、秋のみたままつりを仕えさせていただきました。
教会では、春と秋に、みつままつりを仕えさせていただいております。
そこで、どうか、年2回だけでも、思いや気持ち、その向きを自分ではなく、みたま様に向けてください。
そうしますと、みたま様が、常日頃、私たちに向けてくださっている、そのみたまの神様としての願いや働きに気付かせていただけるはずです。
本日は、お足元の悪いなか、ご参拝いただきありがとうございました。