~思いはじめ~

※ これは、2024年2月14日の月例霊祭での教話の内容となっています。

 

 毎月14日が近づきますと、月例霊祭の教話について、どのようなことをお話しさせていただこうかなと考えだします。いつも、だいたい朝、別の仕事に行くため池田の商店街を歩いているときや、電車のなか、帰ってきて、お風呂に入っているとき、いろんな場面で、ふと思うこと、考えることが、私を通りすぎて行きます。

 そんなことを繰り返し、約一年が経過しました。この教話は、一カ月に一度、お話しさせていただいています。

 また、昨年の冬くらいから、朝はやく起きることができたら、運動がてらお墓に参拝することをはじめました。ですが、寒かったり、起きれなかったりで、なかなか安定して行くことができていません。

 

 このように、私には、年単位や月単位、一週間や毎日といった感覚で個人的に、行っていることがいくつかあります。みなさまにも、何か習慣として取り組んでいること、おのずと続いていることがあるかと思います。

 そして、すでに気がつけば習慣となり、また、へたをすると作業として、取り組むことになっていることがあるかもしれません。

 ですが、なにごとも始める、取り組むにあたって、なにかしらの思いや目的があってはじめるはずです。なにかしらの熱量があったと思います。
 しかし、続けていくうちに、繰り返していくうちに、その思いや熱量がさめていく、そして気が付けば、なんとなく、であったり、知らず知らずのうちに作業として取り組むことになっているかもしれません。

 

 最初の思いは、とても尊いものだと思います。どうか、その熱量を忘れることなく、さますことなく、あたらめて、一日一日、ひとつひとつに取り組み、過ごしていけるよう、稽古させていただきたいと思っています。

 本日もご参拝ありがとうございました。