~年月~
※ これは、2023年7月の月例霊祭での教話です。
本日も、皆さまと共々に、月例霊祭を仕えさせていただきました。ありがとうございます。
私は、昨年の7月から池田教会で先代教会長に代わって、月例祭を仕えさせていただくようになり、一年が経過しました。
また、月例霊祭のときに教話といいますか、お話をさせていただくようになり、約半年が経過しました。
来月には、先代教会長の一年祭を予定しております。
私にとっての時間の経過ばかり、紹介させていただいていますが、時間に関するといいますか、年月について触れているみ教えがございます。
信心はたやすいものであるが、みな人間からむずかしくする。三年、五年の信心では、まだ迷いやすい。十年の信心が続いたら、われながら喜んで、わが心をまつれ。日は年月のはじまりであるから、その日その日のおかげを受けていけば立ち行くことができる。たやすく信心をせよ。
『天地は語るー金光教経典抄ー』 第97項
私が、先代に代わって月例祭を仕えさせていただくにあたり、先代が書かれた祝詞(祭詞)を、書き直させていただきました。月例祭の文面は、毎年ご本部が見本となるものを作成して各教会に送っていただけるのですが、月例霊祭というものは、各教会独自といいますか、見本がなく、先代のものを見させていただくしかありませんでした。
そして、本日も奏上させていただきましたが、月例霊祭の内容には、先代教会長の思いや願いがこめられているものでしたので、私は、ほとんど手を入れず、今でもその内容のままにさせてもらっています。
そのなかには、「われながら喜んで、わが心をまつれとの大御心に応え奉り」との一文がございます。私は、昨年、先代の書かれたこの一文を拝見してから、毎月この祝詞(祭詞)を奏上する毎に、先代の願いに触れさせていただいて、お祭りを仕えさせていただいています。
また、先代が残した言葉で、「宗教というものは、三十年も四十年も熱心にやらして頂かねばその人なりの味わいが出ないものだと思う」というものがございます。
皆さんは、信心を始められて、何年経過されているかわかりませんが、今一度、これまでの信心の積み重ねを振り返ってみてください。そして、また今日から、一日一日、信心を積んでいってほしいと思います。
私も、まずは、この一年を振り返り、なんとか、なんとかの連続でしたが、「その日その日のおかげ」をいただけていたことをありがたくおもっております。
皆さまのどうか、一日一日、元気でいること、その連続が半年や一年になっていることに、改めて、思いをよせてほしいと思っております。
本日もありがとうございました。